--作ってみようNo.1--      

牛乳パックで子供の椅子

++座敷のテーブルでの食事、座高が低い子供のためのちっちゃなイス++
もとのパック 牛乳パックは、リサイクルの指針に従い、洗浄後
左のような形に展開されて、置いてあります。
これを、右のように同じ大きさに切りそろえます。
切りそろえたパック

右上のようなフルサイズの長さのものと 右のようなハーフサイズのものが必要です。
リサイクルで適当に切り開いていると、4つの面の幅が同じでないですが、
切りそろえるときは、4つの面のうち3つの幅のみそろえてあれば大丈夫。
切りそろえたハーフサイズ

三角柱になる 寸足らずの面を内側に、他の同じサイズの面を三角柱の側面に
折り曲げて外側の合わせ目をガムテープで
貼り付けます。

三角柱になる2 ハーフサイズ、フルサイズ共に同じように
しっかり止めます。ホッチキスも併用しています。
接着剤を使っても良いと思います。
三角柱になる3

4つあわせる 三角柱が全部できると結合していきます
上から見ると左の写真のように
横から見ると右の写真のように
動かないよう、ガムテープなどで固定します。
4つ、横から

4つを2つ 正三角形になった4つの三角柱
それを合わせると菱形になります。
しっかりくっつけます。
菱形だ

上でできた菱形3つ。上面がそろうように平らなところで
またまた結合すると、正6角形が、できあがるはず。
隣同士を同じように隙間無くひっつければ、きちんとした
6角形が出来ているはずです。正しい形が重要。
座面のできあがり

肘掛け 今度は、フルサイズの3角柱を使います。
写真のように交互にかみ合う形で平行四角系にします。
長いので、平行に保ちながら接合するのが難しい。
先に、ホチキスで仮止めし、粘着テープで固定しました。

今度は、5つを並べます。イスの背もたれの部分です。
ここは、横から力がかかりますので、特にきっちりと接合してください。
ゴム系の接着剤を使っても、よりよいかと思いました
背もたれ

背もたれ どうです?美しいでしょう。
どの部品も、それぞれが見て美しい状態にきちんと接着しておかないと
最後に修正できません。ルールは簡単。
きっちりきっちりです。難しい技術はいりません。

底面 左が、底面、右が座面、いっぺんが2と3です。
2とは、牛乳パック2辺分の長さ。実測です。
紙素材にこだわるわけでなく、強度が必要と
廃材のシナのベニヤを使いました。
座面

構造 ハーフサイズで作った6角形の周りをフルサイズで覆うと
このような形になります。4つを横に5つを背後に
私は使いましたが、接合の強度が一緒ならば、
組み立てやすいようにしてください。

座面と底面はベニヤで覆って、構造材が折れ曲がらないよう保護しますが、
そのままでは、粘着テープが見えたり、肌に触れる部分が堅かったりするので、
全体を段ボールで覆いました。これは、トイレットペーパーの箱
接続するより折り曲げる方が強いので、一枚で作りました。
角度は60,90,120度なので、実寸で測れば切るだけです。
覆い

完成品 これが、完成品です。私が出来る範囲での。 
もちろん、布で覆った方が万事都合が良いのですが、
そこまでは、出来ません。
5才の子供のサイズで、5才の子供が喜ぶ、わくわく手作りイスです。

材料 牛乳パック30ヶ、粘着テープ(出来れば重ね張り出来るもの)、
ベニヤ板、段ボール箱(トイレットペーパーが入っていた大きいもの)
道具 ローラーカッター、はさみ、ホッチキス、接着剤、物差し、三角定規(大きいもの)

メモ
牛乳パックをそのままでなく、トラス構造にしてイスを作るというのは、テレビでやっていました。
しかし、実祭にそうして作ったような市販のイスに5才の子供は遊びで座ることがあっても、食事時には座りません。
それは、高さがテーブルに合わないためと、高いから不安定だからです。
だから、もう少し低いイス。ちょっとだけ、座高をプラスしてやり、食事が楽に出来るイスが欲しいと思い探し回ったものの、結局見つかりません。
それで、自作してみることにしました。
牛乳パックが大量に溜まっていたことも原因です。
最初に素材として、形を一定にするのに、ロール式のカッターが、台についているもの、昔でいえば押し切りのようなものを用意し、 直線が確保できている素材をつくることができました。


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