竹炭窯 作成記録

P252020.jpg P7161050.jpg P7161051.jpg P7161054.jpg

  2008,7,2〜7,18

 文中の写真をクリックすると大きくなります  

【まえがき】

2月に、同級生の知り合いのカレー屋さんで、作品展をしたとき、窯の写真を掲示していました。
それを見たお客さんが、いろいろ聞いてこられ、私が、窯を作ることが、とても好きだとわかると、竹炭窯を築いて欲しいと、依頼されました。
でも、作品展後は、6月の個展の作品の製作や、個展、そして、そのお礼状の発送があるから、すぐに引き受けられないと言うと、いつでも良いから、と、お願いされ、作ったことのない竹炭窯に挑戦しました。

これは、その作成過程の全記録です。

但し 窯を考えることは、自分の嗜好なので、その部分の経過については、省略しています。


7月02日

作業時刻
9:00〜12:00
12:30〜13:30
走行距離
往路33.4km
計76.8km

【作業内容】

ドラム缶製の竹炭窯の撤去
埋め戻し
地ならし


作業初日です。
前日、この築窯のアルバイトについての契約を岡山市内で、施主の○本さんと交わし、材料は、実費。作業代金は、時給で。
そして、交通費は、距離計算をもとに、距離/燃費×180円とすることにしたので、トリップメーターをゼロにして、通勤距離を測りつつ、約束の9時少し前に、現場に到着。
家から、30キロあまり南の牛窓の海の近くで、作業場所は、その家の庭から、少し崖を上がったところです。だいたい、その家の三階と同じ程度に見えました。
一度、焼き肉パーティーに招待受けて、現場を見たものの、実際、作業に使う道具を、何度も運び上げてみると、その階段が、これからの最大の難関に思えました。

取り敢えず、まず、窯を筑(つ)く場所を、確保しなければなりません。
まだ、前に使っていたドラム缶製の竹炭窯が、残っているので、それを除去して、それから、地ならしをせねばなりません。
道具は、スコップ・ジョレン・竹箒・灰取り、などです。

ドラム缶窯も制作者が、きっちり据えているので、周りに土嚢が積んであったり、崖の花崗岩の破片が石組みされていたりと、かなり、除去に手間がかかりました。
それは、作業場所が、崖途中の手作りの小屋の中、ということもあり、直射日光の暑さはしのげるものの、色々なものが置いてあり、まずは、それを片付けることが必要だったからです。
片付けて、空き場所を作り、そこにドラム缶横の土嚢で、隔壁を築き、そのなかに、土砂や、岩のカケラを移す。
竹炭窯を筑く予定場所より、入口側にも、運び込むレンガを作業の邪魔にならないよう、且つ、すぐに使えるよう積んでおく場所も確保しなければなりません。
午前中かけて、やっと、ドラム缶を撤去できました。

午後は、埋め戻し作業です。
ドラム缶窯は、かなり敷地より掘り下げて、作ってあり、底の方は湿気が多かったです。施主さんに、湿気抜きの網目状のパイプ設置を打診しましたが、そこまでは必要ないということで、今回は、パスしています。 埋め戻し作業ですが、かなり気を使います。
今回の竹炭窯は、普通の陶芸窯に較べ、高さがないので、そんなに重量は無いものの、それでも耐火煉瓦 約450個を使います。耐火煉瓦の重さは1個4kg強ですので、単純計算で1.8トンのものが載ります。
これが、単独の岩なら、それなりに、下が柔らかくても、落ち着きますが、レンガである為、下の地面が均一に、且つ かなり硬く締まっている必要があります。
ちなみに、普段、自分で作る際は、埋め戻しは、する事がないです。
表土を掘っていき、手つかずの地層が出たところで、その表面を削ることで、平らにして、そこに、基礎コンクリートを約30cm厚に打ちます。太古からの地層が一番締まっているからです。
でも今回は、埋め戻し。その上、材料をたくさん、運び上げることが出来ないので、最低限の基礎コンクリート打ちしか、出来ません。
出来るだけ、土が締まるよう、3cm程土を埋め戻しては、水を噴霧し(水道は来ていました)、全体を足踏みして、自分の体重で、締める。
また、土を埋め戻し、締める。そのくり返しでした。
  結局、1時間ジョギングし続けたようなものです。

帰途、備前の松山鰍ノ寄り、レンガの手配。コメリで基礎作りの材料購入


感想 

前日までは、家の中や車の中で、お礼状を書いたり、運転していたので、初日は、短い作業時間だったのにもかかわらず、かなり疲れました。
又、暑さにも、やられました。
子供を送り出して、すぐ、出なければならない為、お弁当を作る余裕もなく、コンビニ弁当・・・というのも、疲れました。お茶だけ何とか、500mlのペットボトル3本作って持っていきましたが、飲み尽くしました。
以前作っていたときに較べ、すごく体が老化していることを気付かされました。
約15年のギャップは、大きいです。とにかく・・・・疲れた。


7月03日

作業時刻
9:00〜12:06
12:24〜15:02
走行距離
往路33.4km
計66.8km

【作業内容】

セメント3袋・砂5袋・砕石5袋の運び上げ
コンクリート枠作り
鉄筋組み
コンクリート打ち込み


前日、帰途にコメリで購入しておいた、
 ・鉄筋 10本・セメント25kg 3袋・砂 20kg 5袋・砕石 20kg 5袋・型枠用赤松板 5枚
を、運び上げました。
これだけで、1時間弱かかりました。休み無く往復することは、短距離走のように運び上げる呼吸・筋肉にたまる乳酸が、不可能にしていました

tiku01.jpgその後、整地した場所に水糸を張り、通勤途中で買った水準器で水平を確かめ、土を足して修正したあと、型枠を作りました。
この時、施主さんより位置を少しずらして欲しいと欲求があり、再度、測り直して、枠を固定しました。
写真は携帯電話で撮った型枠設置後のものです(11時47分)

鉄筋組みこのあと、昼食前、ディスクグラインダーに、金属切断砥石をセットして、鉄筋を切り分けました。

昼食後、鉄筋を小石で浮かせて、針金で結索して、コンクリート打ちを始めました(写真は12時49分)

コンクリート打ち込み自前のコンクリート用桶にセメント・砂・砂利を入れて、センバで、混合します。
コンクリート用のステンレス製の鍬がどこかにあったはずなのですが、整理が下手なので、仕事場で見つからず、炉で灰をすくうミニスコップの「センバ」(方言かも知れません)での作業でした。
コンクリート打ちが終わったのが15時過ぎ。(写真は15時06分)
一時間の運転時間を考えると、家まで帰って着替えていたのでは、学童保育に子供を迎えに行く約束の4時に間に合わない為、途中、車中で着替えて、効率的に行動しました。(洗濯物はふえましたが。 )


感想 

前日購入した資材、小型乗用車だと、かなりな重量でした。前日、半分運んでおく計画にすべきでした。
  ただ、時間がかかると思っていたコンクリート枠作りや、鉄筋を組む作業が、思いの外早く進み、コンクリート打ちが出来そうなので、取りかかりました。
が、学童保育に迎えに行く時間が、気にかかり、昼ご飯後の休憩を省きました。でも、その方が効率的だとわかり、以降、食べたらすぐ、作業を再開することにしました。
ただ、この日の作業は、思いの外きつく、翌日は、レンガの手配の都合で、仕事は休みでしたが、自分も家のことも出来ず 風邪で学校を休んだ娘の横で添い寝でした。


7月07日

作業時刻
10:00〜12:05
 
走行距離
往路33.4km
計66.8km

【作業内容】

レンガの運び上げ
並型SK32・・・290個
横くさび形Y2・・・150個
平4丁型SK32・・・1個
モルタル5袋
を、松山(株)の2人と共に、運び上げる


松山(株)と、レンガ搬入の日時の細かい打ち合わせが出来ていなかったので、朝、1時間出発を遅らせ、往路の途中で、連絡を取った。
当日、もう、レンガを問屋さんに買いに行って、そのまま現地に向かう為、出発しているとのこと。
早ければ、月曜に搬入できるとは聞いていたが、予定の連絡がなかったので、半信半疑、取り敢えず、現地に向かっていた私は、少し焦って、到着。
まだ、竹炭窯を作る場所の前に、コンクリートレンガ製の炉が残っているので、それらを片付け、耐火煉瓦の搬入ルートを確保。
セメント袋などを地面に敷き、レンガに土が付着しないように、準備した。
土の中には、アルカリ成分を多く含むものもあり、高温下では、溶融剤として働く可能性がある為。
耐火素材以外のものは、たいてい、1200度になる以前に融けるし・・・・

準備が住んだ頃、トラックが着いたのだが・・・

現場の地図を書いておいたのにもかかわらず、トラックが、峠まで行きすぎ、土地勘のない私は、現場を過ぎた先の何処まで、トラックが進んだか把握できず、施主さんに、誘導をお願いした。

現場に到着した松山(株)の従業員さん、現場があまりに、高所にあり、しかも、一輪車などの使えないところとわかり、やや唖然としていた。
一輪車が使えれば、私だって、わざわざ人夫賃を運搬費に加えて、交渉なんかしない。腰を痛めていることを割り引いても、レンガを手持ちで運ぶのは、私には、不可能なのだ。1.8トン・・・。

当初の契約では、二人に、全ての材料を運び上げてもらっての契約の値段だった。
が、現場を見て あまりにも、過酷とわかり、不安そうだったので、私も、置き場所などを伝えるだけでなく、一緒に、運び上げた。(二人は、運賃含め1.5万円。私は、時給1500円なのに・・・(笑))
結局、二時間で運び上げた。

「モノレールがあったら楽だ。」
とか、
「この位置に、窯を築くのは、しんどい・・・」
とか、きつさのあまりの発言。
でも、現実には、体力の続く限り、運び上げるしかない。
やれば、いつかは、済むのだ。

が、運び上げて、体力が尽きて、この日の作業は、午前中で終了とした。


感想

体力が落ちていることを痛感。ただし、松山(株)の二人も、午後は仕事をキャンセルしたとのこと。レンガ4個で約4.3kg×4=17kg
440÷4÷3=36.66・・・約37往復したのかぁ・・・
鍛えていない筋肉に乳酸がたまり動けなくなったので、仕方なく帰りました。

 

7月08日

作業時刻
9:00〜12:10
13:40〜16:30
走行距離
往路33.4km
計66.8km

【作業内容】

基礎部分のレンガを水平に組んだ。
四隅のレンガをまず、水準器で、計測しながら、モルタル(セメント)で、据え付け、
その間に、出来るだけ等間隔で水平になるように、SK32の並レンガを並べていった


tiku_001.jpg これが、前日、レンガを運び上げた状態です。
基礎の右横に、SK32並レンガを290個積んであります。
写真で見ると、そんなに沢山ではないように見えるし、事実、数日で、消費したわけですが、これを4つずつ抱えて、大きな階段を上がるのは、結構しんどいです。
足腰には、自分の体重も負担として加わりますし

tiku_002.jpg 左手に見えるのがY-2レンガ。
今回の作業は、これらのれんが全てが、窯として積み上げられると終わりです

tiku_003.jpg まず、基礎になるレンガを一段、組んでいきます。
今まで、私が築いた窯の場合、断熱レンガをモルタルの上に敷いて、その上に耐火煉瓦を耐火モルタルで敷いていっています。
それは、高温だと、セメント原料の普通のモルタルは、耐えられない可能性が高いからです。
でも、この窯は、基本的に、竹炭を作るので、300度前後で、使われることが多いということで、基礎は、一段だけで、構成しました。
自分の窯の場合は必要以上にコストをかけても許されますが、他の人の窯である以上、標準的な仕様で、普通の値段に押さえたいと、考えました

tiku_004.jpg これが、最初に据えたレンガです。
基礎のコンクリートの周囲に、木枠が作ってあるので、それを利用して、改めて、正確な長方形を測定し、釘と水糸で位置を、決めています。
この段階で、最初の木枠が、やや、歪んでいたことも判明しました。
位置決めに従い、4つのレンガをそれ自身も水平に、且つ、4つともが、同じ水平面の上にあるように、セメントモルタルで、高さを微調整して、並べています

tiku_005.jpg 最初に、四隅を固定しているので、あとは、その高さを基準にして、他のレンガを並べて行くだけです。
とは言っても、底面は、セメントモルタル、レンガ同士は耐火モルタルで、繋ぐように二種類のモルタルを使い分ける訳ですから、手間がかかります。
大きな窯で、もし、同様の使用にする場合でしたら、セメントモルタルで、きっちり水平面を作る作業と、その上に、耐火モルタルで水平に耐火煉瓦を組む作業は、別々に日程をとってするでしょうね。
でも、長い、アルミの角材と水平器を使いながら、手早く作業を進め、殆ど、基礎の面を仕上げました。
この日は、時間制限が特にあったわけでなく、出来るだけ頑張りましたが、全てのレンガを並べ終えることは出来ませんでした。
子供を学童保育に迎えに行く時間に、やや、遅れてしまいましたが・・・・


感想

見込みの甘さから、砂が足りなくなり、買いに出た為、基礎を完成出来ないまま、帰宅してしまいました。学童保育への迎えの時間があった為です。
 砂が足りず12:45〜13:40まで買いに出たが、これは自己責任なので走行距離などに入れず。


7月09日

作業時刻
9:00〜12:00
12:26〜15:50
走行距離
往路33.4km
計66.8km

【作業内容】

窯の底面を完成。
周りのコンクリート粗面にモルタルを打ち、レンガを固定した。
窯壁部分の一段目を完了。
二段目は片側終了


tiku_006.jpg 作業開始。昨日終了した状態です。
この時点で、左の左官仕事用のタブには、セメントモルタルが、入っています。
耐火モルタルの使用量は少ないので、100均で買ったバケツに入っています。
バケツで、モルタルを溶くのは、かなり困難ですが、二種のモルタルを使い分けするこの状況では、仕方ないです。
左官コテも、二つ用意してます

tiku_007.jpg 窯の底面が、完成したところです。
左奥の小さな出っ張りは、煙突の基礎です。
この容量の窯に対して、この底面で、築く煙突は、断面積が少々小さいかも知れません。もし、1250度程度、温度を上げるのであれば。 
ただ、本来の目的が300度程度の竹炭窯、他の使用目的が、ピザ窯などであれば、市販の煙突を使用すれば、充分ですので、この程度にしてあります。
標準的に・・・。あくまでも、それを心がけています

tiku_008.jpg窯の周囲は、コンクリート粗面でしたが、この段階で、モルタルを打ち、綺麗に仕上げました。
ピザ窯などとして、使用するときは、パーティーの主役になるでしょうから、実用本位の外観にならないよう、それも、配慮しています。
又、使用する人が、怪我をしないよう、角を丸めるということも、しています

tiku_010.jpg これは、この日の作業終了時の様子です。
炉壁の一段目を積み終え、二段目の片側が、だいぶ出来上がっています。
実は、壁に取りかかる前に、セメントモルタルを溶いていたタブを洗浄し、耐火モルタルをそれで、溶くことにしました。
うんと、作業効率が上がります。
セメントのモルタルと違って、耐火モルタルは、経時変化で固化することは、ありません。
長い間放っておくと、乾燥しますが、硬くなるわけではありません。
ですから、作業終了時、一袋分の粉をこのなかにいれて、適量の水を上から入れておけば、翌日、又は、それ以降の作業開始時には、水が浸透して、使いやすい状態に、なっているのです。
力も少なくて済むし、混ぜる時間も省略できます。
又、その場で混ぜると、時間をかけないとダマのような水を含まない部分も出来ますが、自然に、浸透させると、全て、溶けた状態になっています。
(溶ける・・・と、何度か表現していますが、いわゆる化学での「溶ける」という溶液状態ではなく、あくまで、水と固体が、混合された状態をしめす一般的な言い方として使っています)

tiku_009.jpg これは、建物の入り口方向から見た窯です。
レンガを積むとき、中腰での作業では、左手に持ったレンガに、コテで耐火モルタルを伸ばしていく作業が、安定しません。
それで、家から、風呂用の椅子(園芸に使用中)を持ってきて、それに腰掛け、左の膝の上に左手を載せて、ぐらぐらしないようにして、モルタルを伸ばしています。


感想

レンガを積むスピードが、見込みより遅くなっていた。
ただ、レンガを運び上げたとき、すぐに使える位置に積んだので、
位置を移動する時間ロスは、避けられた。


7月10日

作業時刻
9:00〜12:05
12:30〜15:05
走行距離
往路33.4km
計66.8km

【作業内容】

二段目完了。三段目完了。
四段目に少しかかった時間で、子供の迎えの時間の為、終了


tiku_011.jpg 二段目。三段目と窯の壁を完了して、四段目にかかったところで、この日の作業は、終了しています。
最初の計画では、煙突の穴は、一段だけが、全幅。二段目は、少しせり出し、3段目で、閉じてしまう予定でした。
が、それだと、大きめの煙突をつけて、高温で焼成したくなったとき、この部分を作り直さなくてはならないので、やや大きめに作り、あとで、ふさぐことにしました

tiku_012.jpg そういう理由で、二段目まで、一丁分の幅で、煙道が開き、三段目でせり出して、四段目の煙道の天井を支えることになりました。
強度が必要なので、天井レンガはせり出しに等分に載るようにします。
その為には、左右に、スペーサーが必要です。
が、それを切り出すはずのダイヤモンドカッターを装着しようとしたら、ディスクグラインダーの留め具が、摩耗していて、ゆるめることが出来ませんでした

tiku_013.jpg 時間がある限り、作業は進めて焼きたいので、四段目の他の部分を積んでおきました。
これは、正面から見た状態です

tiku_014.jpg これは、正面の、やや上方から見たもの。
レンガの窯の形は、立体なのですが、作り方は、水平面を一段一段重ねていくことで、結果として、立体になるようにするのです。
図面を作るときは、最初に、だいたいの形をイメージして、高さに必要なレンガの段数を決めます。
レンガ自体の高さは63〜65mm。誤差があります。幅は115mm前後。長さが230mm前後。
ということで、図面を描くときは、平面では240mm各の方眼、たかさは、70mmとして、計算します。
出来るだけ、変形レンガを必要としないようにしますが、
煙道・のぞき穴・詰め口など、解放部分があれば、どうしても、つじつまを合わせる為に、変形レンガを切り出して、使用します。
ただ、大きな切断と石を使うわけではない(持ち運びできない・持っていない・高い)ので、カッターは、きっかけを作り、あとは、600円ほどのレンガ鏨をカナヅチで叩いて、「割る」ことで、整形します。
慣れとこつがいります。


感想

せり出しの部分は、耐火モルタルがやや乾燥して、硬くなってから、積み重ねないと、へたるおそれがあるので、翌日に廻そうと思った。
ディスクグラインダーの留め具に不具合があり、ダイヤモンドカッターが使えなかったのも、一因である。
プール学習と暑さで、子供が疲れていて、学童保育から早く帰りたがっていたので、この日は、作業を早く終了した。


7月11日

作業時刻
9:00〜11:58
12:55〜16:00
走行距離
往路33.4km
計66.8km

【作業内容】

四段目完了。五段目完了。
煙道のレンガのせり出しの工夫や、色味の穴の為、レンガを切断する工程が加わり、それに時間がかかった


tiku_015.jpg 四段目が、完了したところです。
せり出しのところも、きっちり加工したレンガをスペーサーとして、水平に出来ました。モルタルは、柔らかい内は、圧迫すると変形して、位置もずれてしまいますが、乾燥すれば、固化はしないものの、変形しない為、位置がずれたりすることは、殆どになくなります。
これで、耐火モルタルが溶融する1280度程度の温度で、一度窯を焼いておけば、地震などに対しても、強度が増します

tiku_016.jpg これが、せり出し部分の詳しい写真。
こうした、外部との連絡口の天井を作る方法は、私の知る限り3つあります。
ひとつは、アーチを使う方法。強度も耐久力も、きっちり作れば、これが一番でしょう。ただ、手間がかかるし、ある程度の大きさがいります。
また、天井が円くなるので、塞いだり、開けたりするときは、やや、使いにくいです。
二つ目は、大きなレンガで、一気に天井を塞ぐ方法です。
大きなレンガは、効果ですが、いろいろ、考えなくて良いし、手間も少ないので、有効な選択肢です。
ただし、温度の急な上下がある場合、歪みで割れたりすることがありますが、その時は、大きなレンガであるから、支えている、という条件が無くなるので、陥没することもあります。・・・ま、修理すればいいのです。その時は。
3つ目は、今回やったような、すこしずつ、せり出し、上下左右のレンガの圧力で、天井を作る方法です。
大きなものは、難しいですが、今回ぐらいだと、手間もそんなにかからず、割れても、落ちることも少ないです。ただ、凹凸がありますから、塞ぐことを前提とした穴には、あんまり合いません

tiku_017.jpg 五段目を積み終えたところです。
煙道の部分は、4段目で完了しているので、五段目では、色味穴だけ、少し手間がかかっただけです。
全体を高いレベルで水平に仕上げることだけは、重要ですが、それ以外は、特に、注意することもないので、アーチのレンガを支えやすいレンガ配置で、きっちり、水平にして、短時間で 終わりました。
壁の部分はここまでです。
陶芸の窯でしたら、もう少し、高い壁になるんですが・・・

tiku_018.jpg 煙道の煉瓦組みは、この写真のようになります。
モルタルがやや多い部分が少し気になりますが、だいたい、予定どおり出来ています

tiku_019.jpg 正面から見ると、この様な形です。
この上に載るアーチは、現場では作りにくいので、家で組み立てて、持ち込むことにします。
また、アーチは、T形のレンガを最近は作っていないということで、Y型を使用する為、一丁分の厚みはありません。
が、耐熱性・断熱性とも、半丁分で、足りるのではないかと思います。
足りなければ、壁土を塗るという方法もとれますし。
強度が十分であれば、アーチは、それで良いです。


感想

壁の1,2,3,4段目は、レンガ自体が水平であれば、全体としては、多少上下があっても、次のモルタルで、修正がしやすい。
が、5段目は、上面がほぼ完全に水平でないと、アーチを支えるとき、バランスがくずれやい。薪窯ほど、熱膨張は意識しなくて良いものの、出来る限り丁寧に作業した。


7月14日

作業時刻
9:30〜12:00
13:00〜17:00 18:00〜18:30
走行距離
往路0km
計0km

【作業内容】

自宅で、アーチの木枠を作った。
日曜日に、窯まで出掛け、以前作ったアーチ型の基本構造が使えないか、検討したが、大きさも、形も違う為、転用出来ないことが判った。
ただ、以前は、試行錯誤して型を作ったが、今回は、以前のものを参考に出来たので、作業手順は、最短のやり方が出来た。


アーチを組むときの枠は、色々な方法がある。
日本の古来の方法の多くは、竹を組み合わせて、枠を作る方法である。
この方法の長所は、材料費がかからない事である。というか、あった。
竹が自由に手に入り、だれでも、割ったり切ったり出来ていた頃、そして、それを結ぶ縄が、何処の農家でも生産されていた頃、この方法は、手間はかかるが、一番身近な素材で、やり方を覚えれば、すぐ出来る方法であった・・・らしい。
わたしは、出来ない。知っている人に、教わったこともない。

他に考えられるのは、砂混じりの土を窯の内部に盛り、その上に、くさび形レンガを並べて、完成したら、土をほじくり返して、穴を開ける方法。
でも、これも、考えてみただけ。

私の方法は、コンクリートパネルや、垂木やベニヤ板を使う方法で、ある程度コストもかかります。
ただ、これらの素材が、元々木工倶楽部などで、大工仕事のまねごとをしてきた私には、一番、実現しやすい方法でした。
垂木で、ウマを作り、それに、コンクリートパネルの半円を貼り付ける。
胴縁という木を利用して、半円を結び、かまぼこ型の骨組みを作る。
これだけでも、使えますが、わたしはその上に薄い(3mm以下)ベニヤ板を張り、板に、レンガの配置図も、墨つけしておくのです。
これを使うことで、レンガを組んでいる途中、水平器を使わなくても、水平に、くさび形レンガを配置していけるので、すごくスピードアップします。
また、このアーチ型枠は、非常に丈夫に出来るので、何度も再使用が出来るというのも、特徴です。
連房式の登り窯などを作るときには、役立つかも知れません。
(4つ程度の部屋の時は、それぞれのアーチの大きさが違うのが普通で、そのばあいは、あまり役には立たないかも知れません。)

電動丸鋸。ジグソー。電動ドリル。等々、
大工道具が、一応揃っているからこそ、早くできましたが、電動工具がナイト、この方法も、手間がかかるでしょうね。

尚、Y 型のレンガを単一使用してのアーチは、4種類しか出来ないと、思います。
組み合わせることで、三角比を使い、計算すれば、色々な大きさが出来ますが、並レンガの基本寸法もあるので、そんなに種類は、必要ないかも知れません。

私のところには、何種類かのアーチがありますから、小さな窯を作りたい方には、必要であれば 貸します。
作り方も、教えます。問いあわせて下さい。


感想

結局、子供が帰るまでに、型が完成せず、子供におやつを与えた後は、一人自習させておいて、ベニヤへ墨つけをした。
その後は、暗くなったので、はりつけは、翌日、早朝にする事にした。
釘打ちの音が、多少気になったが、・・・草刈り機を使う人の朝も早いのだから・・・と、心の中で言い訳。


7月15日

作業時刻
5:00〜6:00 7:00〜7:30  (自宅)
9:00〜14:05
走行距離
往路33.4km
計66.8km

【作業内容】

自宅で、早朝、木枠の仕上げ。アーチ型に墨つけしたベニヤをはる。 現場で、壁の上に、木枠をセットして、柔らかめのモルタルでY2楔形レンガを並べていった。


昨晩は、結局、アーチに墨つけしたベニヤ板を張ることが出来なかった。
室内で、new墨坪(機能は同じだが、プラスチック製で、使いやすい)を使い、レンガの配置図を書き込んだだけである。
今回は、水平線は入れたが、垂直線は、五段目のレンガが基準として使えるので、入れなかった。

早朝、ベニヤ板を頂点の位置にネジ止めして、引っ張りながら、下の胴縁に釘止めしていく。
かなり反発が強いから、出来れば、誰かに、引っ張っていて貰い、釘止めすると、楽なのだが、一人でするしかない。
慣れているから、曲がらずに、貼り付けられた。
子供が起きる前と、食べさせて、用意させ、送り出す前の時間である。
子供が出てから、自分が出るまでは、殆ど時間がないし、積み込み、そして、個人面談用の着替えの準備など、それだけで、手一杯。
何とか、間に合った

tiku_020.jpg 現場で、アーチ木枠を据え付けたところです。
自宅では、作業が、ギリギリで、工程を撮影する間もなく、完成したものの写真しかないですが、下の方に突き出たところが、「うま」になる垂木。
それに、半円のコンパネを取り付け、その周囲に胴縁を打ち付けているのがわかると思います

tiku_021.jpg この木枠は、一人で、運び上げました。
むかし、柔道部に、わずかの期間いたことがありますが、その時、運動会で、演武する先輩の為に、畳を道場から運動場まで、一人、一枚ずつ運んだ経験があります。その経験が生きました。
運びにくいものを運ぶ「こつ」なんて、やはり、あるかないかで、随分違いますね。
重心を支えて、背負い上がると、そんなに大変ではなかったです。
突風は、怖かったけれど・・・保険かけていませんから(笑)投げたら終わり

ベニヤ上の墨つけもわかりますか?

tiku_022.jpg 正面から見ると、この様に設置しています。
木枠の支えは、レンガです。
最初は、垂木で、足を作ったりしたこともありますが、レンガが一番、強度があり、且つ、取り扱い易いです。
レンガの上に、何枚かの板と、楔になるものを挟み込み、木枠を載っけています

tiku_023.jpg この窯のアーチは、半円です。
実は、くさび形のレンガは並レンガに較べて高いですし、半円形だと、沢山必要です。
また、壁に較べて中央部が高くなるので、私が窯に使うアーチは、120度の扇形が一般的です。
だけど、竹炭窯は、もともと、ドラム缶でうまくいっていたようなので、この形をとっています。
この形の特徴は、セリ受けと呼ばれるアーチを受け止める部品が不必要で、壁に対して、アーチの重量が垂直方向のベクトルとして、働くということです。
その為に、窯の周囲を固めるアングルも組んでいません。
レンガ代は多少たかくなるけれど、その他の工賃と材料費がいらないということです。
あくまで、中央が高くて良いから、採用しています

tiku_024.jpg これが、レンガと、木枠の間の楔。
いわゆる「くさび形」のものではなく、板と袋を転用しています。
その理由は、アーチ木枠自体に、そんなに重量がかからなくなる。
(これは、完成したら、の話ですが。)
そういう理由で、簡単にはずせるからです

tiku_025.jpg アーチの一番底面の部分を組んだところです。
この部分は、一番慎重に、丁寧に組まなくてはならないのですが・・・
何しろ、15年振りぐらいの窯作りですから、いろいろ、小さな不手際があり、やり直したりしている内に、すごく時間が経ってしまいました

tiku_026.jpg でも、なんとか、ここまで仕上げました。
昼食をとらず、片時の間も立ち止まることなく、動き続け・・・・
なのに、最後になり、少しだけ、寸法の誤差が出てしまいました。
だから、中央の楔が、定型のレンガでは、収まらなくなりました。
ダイヤモンドカッターも動かしすぎて、熱を持ち、切れなくなり・・・タイムアウト

tiku_027.jpg そうなんです。
子供の学校の個人面談の時間です。
予定表を配られたときに、ちゃんと、それが手元に届いていれば、遅い時間に調整して貰うことも出来たのに、何故か・・・前日、届きました。
だから、重要なアーチ組の日なのに、時間に追われての作業となったのです。
本来、乾く前に、出来上がったらすぐ、型枠を外した方が、アーチは締まり、落ち着くのですが・・・・
施主さんには申し訳ないけれど、限られた時間の為、ここで、この日の作業を終えました

tiku_028.jpgtiku_029.jpg あと、ほんの少し、時間があれば・・・
でも、早朝から、仕上げをして、子供を送り出し、定時に現場について、昼飯抜きで頑張って、この時間ですから、普通にやっていたら、翌日に、半分程度、かかったかな・・・
と思います。


感想

モルタルの塗り方が、ほんの少し厚くて、途中から、予定のラインを過ぎてしまった。 型のベニヤに墨つけしている線が、予定の線で1mm以下の厚みで、モルタルを塗れば、守れたのだが。 結果として、最後の肝心の楔がY2では、サイズが合わなくなり、特殊な形状のレンガを、6丁分、削り出すことになった。これにより、昼食時間をとらなかったのにもかかわらず、個人面談に出発するまでに、アーチを完成させられなかった。  残念。


7月16日

作業時刻
9:00〜12:00
12:30〜15:40
走行距離
往路33.4km
計76.8km

【作業内容】

アーチの仕上げをした。
中心の楔を打ち込んだあと、木枠を抜き取り 内面の隙間に目止めをしていった。
先輩陶芸家から教わったとおり、指先で、塗り込めるやり方である。
コテだと、表面には塗りつけられるが、隙間を充填する圧力がないのだそうだ。
奥の壁と、手前の壁を塞ぐよう、変形レンガを切ったり削ったりして作り出した


tiku_030.jpg この日の作業が、終わった段階。
前面は、組んでいるだけである。
焚く度に、竹をつめて、塞ぐ方式なので、モルタルの目地をしない分、並レンガ以外の寸法のレンガが、多数必要である。
かなりの時間、ダイヤモンドカッターで、レンガに切断切れ込み入れては、レンガタガネで、割るという作業が続いた。
でも、
レンガが、10個ほど、足らなかった。
計算違いをしていて、壁から上の、アーチを塞ぐ側壁分を、計算していなかったのだ。
20個、不足していたが、予備に、計算より10個余分に、買っておいたので、足りないのは、10個となった。
この日の作業後、松山(株)に、買いに行った。
作業、終盤なので、余分には、買わなかった・・・

tiku_031.jpg この日の最初の作業は、アーチの頂上部の楔を打ち込み、アーチを安定させることであった。
レンガカッターと鏨で、必要量切り出し、打ち込んだ。
次に、窯の内部の目地の隙間を埋める作業をした。
この写真は、内部の様子であるが、目地は、コテで、埋めるというより、指先で、押し込む形で、埋める。
小さな面積を圧迫することで、高い圧力で、モルタルを押し込むのである。
これは、先輩陶芸家の登り窯の修理を手伝ったとき、教わったことで、そうすることで、乾燥しても、収縮が少なく、ひび割れが起きにくいのだそうだ。
午前中は、窯の中に横になり、天井などの目地を丁寧に埋めていった。
以前読んだ漫画で、天井画を描く作業の様子を様子が記述されていたが、それを思い出した。
暑い日に、常に、両腕を上に伸ばせした状態で、汗は目に入り、モルタルの余ったものが、どんどん顔の上に落ちてくるのである。
モルタルは、皮膚を浸食するし、目にも悪い。
眼鏡をかけていて、よかった

tiku_032.jpg これは、横の、のぞき穴で、ヨーカンのサイズである。
ヨーカンというのは、レンガを一番長い辺に平行に、半分にするとき、断面が正方形に近い形にする割り方をしたものである。
市販品は、その形で、焼いたものであるが、価格は並型1個とヨーカン1個がほぼおなじ価格である。
だから、割り慣れた人は、自分で割って、ヨーカン2つを確保することが多い。
もう一つのハーフサイズは、ハンペンと呼ばれる平べったいサイズである。
私の薪窯では、のぞき穴は、並型レンガの断面サイズである。
色々な、サンプルを途中で引き出す為であるが、この窯では、そこまでのものは必要ないと判断して、窯に負担のないサイズにしておいた

tiku_033.これは、窯の背後、煙突穴の上の壁の部分である。
二枚上の、内部の奥の壁を外側から見たところ。
ここも、変形のレンガを、割ることで作って、アーチの曲がりに沿って、埋めていった。
ただ、ある程度、モルタルで、誤差を埋められるので、割と早く済んだ。
入口側に較べて・・・であるが

tiku_034. この日の作業は、ここまで。
計算違いで、並レンガが10個ばかり足りなくなり、松山へ買いに寄る為、少し早く終了。


感想

指先と肺が苦しい作業だった。防塵マスクを忘れたのが敗因だった。


7月18日

作業時刻
9:00〜12:40
走行距離
往路33.4km
計66.8km

【作業内容】

詰め口のレンガを切り出し、口を完成。
窯の周囲の土を埋め戻す。
煙突を童仙坊土などで、取り付ける。(高温にならないのであれば、耐火モルタルでも、充分)


まず、現場に着いたら、レンガの荷揚げである。
10個といえど、5個ずつ、両手で抱えた状態で、20kg以上のものをぶら下げ、階段を上がるのは、困難。
というか、その後の作業に影響するので、4個,3個,3個の三回に分けて、運び上げた

tiku_035.jpg それから、詰め口のサイズに合わせ、レンガカッターと、レンガタガネで、レンガを割ったり、削ったりしながら、アーチの形に合わせた。
途中、施主さんから、注文があり、詰め口の開口部の位置を、もう一段、高くして欲しいと言うことで、再度、レンガの形を、修正した。
又、開口部は、スライド式に閉じたり開けたりしたいという注文もあり、その為に、変形のレンガも多く必要となったが、実際使う人からの注文なので、やりきるしかない

tiku_036.jpg ただ、私が、窯を使うのなら、そうはしない。
竹炭窯だから、300度くらいにしかならないので、スライド式のレンガも、そんなに高温にならず、たぶん、持つことが出来るだろう。
でも、1250度で、使うとすると、内側の半丁分ぐらいは、赤熱して、手で持つところも、革手袋が必要なくらい熱くなる。
だから、半丁分しかないスライド式のレンガは、手で持てなくなる。
一回ごとに、重い思いをしなければならないけれど、一丁の厚みで塞げる差し込み式の入口にした方が、後々、便利だと思うのだが・・・
ましてや、竹炭窯は、最初、火をつけたら、入口は、塞ぐという話だ。それなら、差し込み式が、便利だと思う。
が、私は、竹炭窯は、焚いたことがない。
だから、施主さんの言うとおりに、作ってみた

tiku_037.jpg 詰め口は、レンガの順番が狂うと、ちゃんと締まらなくなるので、各レンガに番号をふり、それを写真に撮った。
染料、顔料は、温度に対して、どの程度、化学変化を起こさず、通用するのかわからないので、取り敢えず、墨で書いておいた。
必要なら、ルーターに、砥石をつけて、数字を削り込む必要もあるのかも知れない。
これは、一日仕事になるから、必要になったらで、良いだろう。
時給なので、余分に仕事をして、沢山頂くのは、心苦しい。
(だから、実際は、この日は、3時間半、片付けも含めて働いたが、実際の窯に関わる2時間分だけ、賃金として請求しておいた。)

それから、窯の周辺の木枠を取り去り、土の埋め戻し、窯周辺の片付け、清掃などをした。
窯を作るのに使った、木枠などの資材が、必要ないから、あげるといわれて、撤去した。
これも、三階の高さ分の階段を持って降りるので、体重と合わせて、膝に、かなりの負担がかかる作業だった。

取り敢えず、綺麗に片付け、使った水道とか、その他の道具も洗い、作業開始時よりは、きちんとした状態にして、仕事を終えた。

目の前の道路では、既に草刈り作業の人達が、昼食を終え、昼寝をしていた。

私は、この日は、弁当を用意していなかったが、仕事を終えた解放感で、食欲もそんなに感じず、途中、気になっていた脇道が何処に通じているのか、探究したり、100均で、子供に土産を買ったりして、少し寄り道をして、帰った。

学童保育では、終業式を終え、給食を食べた我が子が、もう、夏休み気分で待っていた。
ギリギリ、子供に迷惑かけず、仕事を終えられて、父としてはホッとしている。



感想

このあと、一度、1280度くらいまで、バーナーで窯の温度を上げるという焼結作業をすればより窯が強くなります。
でも、それは、崩れないあいだなら、いつでも良いので、まず、竹炭が焼ける状態に仕上げて、作業終了としました。

 

購入物一覧(明細)

7月2日  コメリ

・鉄筋

 10本

2,380円

・セメント25kg

 3袋

1,191円

・砂 20kg

 5袋

1,100円

・砕石 20kg

 5袋

1,100円

・型枠用赤松板

 5枚

1,240円

計 6,511円

7月7日 松山(株)

・モルタル30kg

 5袋

5,000円

・レンガ平四丁

 1個

1,800円

・レンガ並SK32

 290個

72,500円

・レンガY2くさび形

 150個

37,500円

・運賃(人件費込み)

 一式

15,000円

計 131,890円

7月7日  コメリ

・ダイヤモンドカッター

 1枚

2,180円

計 2,180円

7月8日 ダイキ

・砂15kg

 2袋

456円

計 456円

7月14日  コメリ

・タッピングネジ

 1袋

248円

・下地合板

 1枚

930円

・ベニヤ 2.3mm

 2枚

1,136円

・赤松 6本

 一束

980円

・ホワイトウッド10本

 一束

1,800円

計 8,094円

7月16日 松山(株)

・レンガ並SK32

 追加10個

2,500円

計 2,500円


総合計  ・・・・・・148,631円


【作業時間と走行距離集計表】


日 付

 作業時間

走行距離

 7月 02日

 4時間

  76.8km

 7月 03日

 5.5時間

  66.8km

 7月 07日

 2時間

  66.8km

 7月 08日

 6時間

  66.8km

 7月 09日

 6時間

  66.8km

 7月 10日

 5.5時間

  66.8km

 7月 11日

 6時間

  66.8km

 7月 14日

 7時間

  00km

 7月 15日

 6.5時間

  66.8km

 7月 16日

 6時間

  76.8km

 7月 18日

 2時間(予定)

  66.8km

 11日間

 56.5時間

  688km



交通費        688km÷8km/l×180円/l=15480円

作業賃        1500円/時間×56.5時間=84750円

総合計15480+84750=100230