せんべーをぬる

 薪の窯を焚くと、灰が作品や棚板に積もり、高温で融けるので、作品と板がひっつきます。

 これを防ぐのに、硅砂をしいたり、童仙傍土を丸めて、高台につけたりしますが、童仙傍土を丸い板状にしたものに、アルミナを塗ってひっつかないように工夫した窯道具を使うこともあります。

 毎回、灰がひっつくので、新たにアルミナに糊を混ぜたものを塗るのですが、形状ややり方が、食べる煎餅に似ているので、「せんべーをつくらにゃ」とか、「せんべーにコーチングをぬっとかにゃ」とかいう風に「せんべー」を連発しています。

 今日は、このせんべーにコーティング材を塗る作業をしました。表裏、乾いてから両面に塗り、すぐ、作品を載せて窯詰めできるようにしておきます。以前250枚ぐらい作ったせんべーは、150枚に、減っていました。消耗品なので、また、冬場にでも、作り足しとかにゃーいけまへん。

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