里山の再生と歴史遺産の保全をめざして、4つのプロジェクトを計画し、
様々な試行のもと 未来に森を受け継ぐべく 運営して行く統合型システムです。
就実学園には、岡山市の東部に横たわる操山山塊の東端、岡山市中区今谷地区に校地があり、今谷校地、今谷グランドと呼んでいます。
今谷校地は昭和41年、就実短期大学の学科増設に際し購入、グランドとして整備したものです。標高134mの笠井山の東斜面の山林にあたり、およそ10haの広さです。
今谷校地の購入からおよそ40年が経過しました。
ここは、学園から少し離れていることもあり、利用が少なく、やがて山林は荒れていき、昨今、手が付けられない状況になっていました。
平成22年、この校地の整備をすることになり、古い資料を再点検いたしました。
右の写真は今谷グランドから西を望んだ様子です。→
その結果、
今谷校地のおよそ6割が竹林におおわれ、
この竹林からは良質のタケノコが産出していたことがわかりました。
けれども、最近は竹林が荒れ放題となり 、
近隣の山林にも迷惑をかける恐れが出てきていました。
また、笠井山の東斜面には7世紀から8世紀頃の後期古墳が多数発見されております。
岡山市の資料によりますと、校地内には7基の古墳があり、一基は行政発掘されていることが判明しました。
この竹林を中心とする山林と、古墳という貴重な歴史遺産を教育に生かそうとする試みが就実森の学校建設プランです。
また、教育活動の場として利用の試行として、
平成22年度に就実学園校地内古墳群見学会
平成23年度に 総合歴史学科新入生歓迎会タケノコパーティーを行いました。
試行内容は、概要として「試行段階の報告」、詳細については、各事業プロジェクトをご覧下さい。
森の学校として、基本的に教育を主幹としているので、
「教育prog.研究proj.とは」、に図、写真等と併せて記述しています。
そちらをご覧下さい。