古墳整備事業・・・古墳調査
Shujitsu.11 号墳  ( 通称 : 操山71号墳 )
Shujitsu.11号墳は天井石を一枚残すのみの、非常にこじんまりとした古墳です。
無袖式で南向きに開口しています。
羨道長は計測できません。
外の古墳でも言えることですが、笠井山の古墳は緩斜面の山寄せ式の古墳ですが、ことごとく天井石は崩落し、原型を止めないほど破戒されています。
中には丁寧な仕事をしている古墳もあり、そう言う古墳は玄室部分が完存しています。
しかし羨道部分は、造りが甘いのか崩壊しているものが多いです。
墳丘まで完全に残っているのはありません。
だいたい七割くらい残っているのが数基在りますが、余程の自然災害が何度も起きたのでしょう。
殆どの天井石が遠くまで飛散しています。
古墳時代後期の古墳は、どれも造りが雑だったのでしょうか。

概観
Shuijitu.11_01
d=3.00m w=0.80m h=0.50m 
( 現状 1 m以上 埋没の模様 )
内部
Shuijitu.11_02


巻末に古事記編纂期から今日までに、起きた東、南海沖地震のデータを添付いたします。