古墳整備事業・・・古墳調査
Shujitsu.22 号墳  
Shujitsu.22号墳はその存在に気が付きませんでした。多分間伐した木が邪魔をして、見えなかたのだと思います。

不思議なのはShujitsu.6号墳から北北東に30m程の所にあるのに見えません。
古墳は4〜5m離れると見えないことが良くあります。何れにしろ見つかって良かったと言えるでしょう。

古墳としては、大きい方ではありませんが、石材の多いのが特徴的な古墳です。
羨道は南南東向き山寄式、玄室壁持送り無し、墳丘は径8m高さ3mほど。
奥壁から見て、右壁が少し傾いているのは崩壊のせいか。
羨道は破壊が進み計測不能。墳丘少々残存。

概観
Shuijitu22_01
手前の石は玄門石か?巨大な石材です。



玄室内
Shuijitu22_03
玄室はd=4.00m w=1.10m h=1.10m(現状)
奥壁は0.80m程度、埋没の模様。

 
Shuijitu22_02
Shuijitu22_04
 少し残った墳丘。  側壁と同じ様な奥壁。


古墳の造りは丁寧で何故こんなに玄室内荒れているのでしょう。
内部の石材ではなく、外部から投げ込まれた様な量の石です。
天井石、側壁に少し破壊がありますが床に散乱する程の量ではありません。
操山52号墳も同じでした。



奥壁からの景観
Shuijitu22_05
羨道部は石材が散乱しており計測できません。